ロンドン生活&音楽日記 vol12

  • 2008.10.22 Wednesday
  • 19:00
ロンドン生活&音楽日記 vol.12

* この日記は2006年6月から2007年9月に帰国までの15ヶ月間、Mihoが、Londonを拠点に音楽活動していたときに書いたものです。vol.1からお読み下さいね!

ーーーーーーーーーー*


夏の旅の続き”Big green gathering Part 1"

2006年12月31日14:22
今日は1月31日。まだ日本に滞在しています。山梨に来てから初めて新年をここ山梨で迎える。
1月4日のイギリス帰国までもうすぐ。あっという間の3週間。たくさん日本食も食べたし、新しい気持ちで再度イギリスへ行こう!日本にいるうちに、夏の日記のたまっているもの書いてしまおう。

【Big Green Gathering】

8月3日 Big green gathering というイベントにの女友達2人と待ち合わせてバスで旅立つ。Naliniと、Tara.彼女達とはBuddhafield festival で知り合った。Naliniはイギリス人で自分の中から湧き出る中近東っぽいメロディーを歌にしたりしていろんなバンドで、歌うシンガー。かなり世界各地のカウンターカルチャーを覗いてきている人。すごい押しの強さでばばばーーっと、自分の気に入るミュージシャンに声を掛け、即席、即興バンドをBuddhafield festivalで作ってしまった人。その中に私も声を掛けられ、オカリナやアイルランドの笛で参加した。前にも書いたが、その時に偶然Naliniが同じように声をかけて連れて来たミュージシャンの一人がなんと6年前、このBig green gathering で、初めて出会い、一緒にセッションをしたり、その後も偶然アイルランドで出会ったりした私と縁の深かったWillというディジュリドゥー奏者の男の子だった!遠く離れたイギリスの、しかもまだ数少ない私のネットワークですらこんな偶然がけっこうある。どこの国に行っても、結局つながる人とは自然にこうやってつながるのではと思ってしまう。まあ、Naliniはいいにつけ悪いにつけ?これからもいろんな影響を私に与えてくれる人だった。
Taraはアイルランド人で小さいときからLondonで育っている、フォトグラファーの卵。Buddhafield festivalで私の演奏を聴いて声を掛けてくれた。

Victria coach stationで待っていると、遠くからTaraがものすごい荷物 の量でやってきた。テント寝袋他、生活道具一式はもちろん、テントの中に敷く羊の毛皮、お香にキャンドル、ガラス瓶の1リットルミネラルウォーター、2リットルの100パーセントオレンジジュース、生パスタにフルーツ、、オーガニックブレッド、 etc、etc、、”私ペットボトルは嫌いなの。ガラスのビンの方が味がぜんぜん違うわ”私もそうは思うけど、、、でもすごいパワー。。道行く人達に荷物を運ぶのを少しずつ手伝ってもらいながらここまで来たという。そりゃそうでしょ、出なけりゃ無理だよこの量。ほとんどの参加者がどちらかといえばこういうタイプに近いこともこの頃には良く分かってきた。とにかくイギリス人達よ!遊び、楽しみに命を掛ける人々よ!? とことん心地よさを求める人々よ!イギリス人の開拓精神はこういうことでも感じるかも、、。
会場に公共交通手段で行くには途中、ある駅から、会場まで会場専用のバスが定期的に発車されていてそれでいく。広大なる農場が会場となっている。しばらくそのバスとやらを待っていると、、、がががーーっとすごい色のダブルデッカー(イギリスの2階建てバス)がやってきた。紫色のペンキで塗りつぶされた派手派手ポンコツ、払い下げのそのバスにぎゅうぎゅう詰めに押し込まれ会場に行く。なんか、アジアでの旅行見たいな気分。。いざ出発!

このGathering,自然、エコロジー、パーマカルチャー、ベジタリアン、そして音楽、クラフト、、の大きな大きなイベント。すべて観て歩くことはかなり大変。会場では馬車が毎朝近くの牧場からフレッシュミルクを運んでくるし、会場が広いので、会場内を行ったりきたり、やはり馬車などが回ったりもしている。音楽ステージも風力だったりソーラー電力だったりで、電気を補っているし、サウナだってあるし、たくさんとベジタリアンカフェやクラフトのワークショップ、ネイティブインディアンの儀式で使う スエット ロッジなども体験できたり、とにかく毎日いろんな出会いがある。。

【同時多発、全財産紛失事件起こる!】

こうして楽しくキャンプ生活が始まった。私は自分のkuriバンドのステージでの出演もあって(今回のステージ演奏では前回一緒だったNilksnowは他のフェスティバルへ。私は単独で40分のステージをやった。だいぶ度胸ももついてきたぞーー。その他、デイジュリドゥー奏者のWillにも声を掛けたりして、即興演奏などもしながらカフェを回ったり、Naliniの声掛けバンド,Sacred sound collectiveの一員としてステージで演奏したりした。

何日かたったある日、その事件は起こった。

テクテクといろんな出店を見ながら歩いているとNaliniがカフェでしょんぼりしている。聞いてみると先ほど、なんと全財産80ポンド、そしてキャッシュカードの入ったポシェットをを会場内のどこかに落としてしまったそう。それは大変だ!でも半ばあきらめ気分の彼女。。”無理よ、こんな大きい会場で探し出すの。。どこに落としたかも分からないし、きっと誰か盗んじゃっているわよ”
ほんとに気をつけなくちゃ!とにかく彼女のポシェットのこと気に掛けてなくちゃ、、。と思い、自分もお財布、、、等、ちゃんと持っているか確認!バッグをまさぐる、、、”え?ないよっ!!” し、信じられない!なんと自分の財布もないじゃないの!私も同様小さなポシェットの中に財布などを入れていた。そのポシェットが、、、ない!私のほうはNaliniの所持金を上回る、200ポンド、(4万円以上)そしてすべてのキャッシュカード、そしてなんとパスポートまで入れていた。いつもはこんなことはないがこのときに限ってガイドのバイト代も混ざって珍しくリッチな財布の中身!今回に限ってすべて一緒にまとめて持っていたのを分けるのを忘れていたのだ。ただ、私達2人とも携帯電話だけは運よく別にしてあって持っていた。これだけでもすごいラッキー。
血の気が引くとはこういう事なんだろう、、。そして、これがすべての私のイギリスでの全財産。フラットにも一銭もなし、そしてすべてのカードもパスポートもだ。どうやってて手続きしたらいいのか、、どこから解決して言ったらいいのか、、。いやまだ希望は捨ててはいけない!そんなに遠くまで歩いていない、、でもどこで落としたのか?それともさっき気分よくヒーラーでシンガーでもある友人のMarionとサウンドヒーリングピラミッドの中でセッションしてたときバッグ持ってたし、、いろんな人がまわりに座っていたし盗まれることも可能かも、、。何千人もいるフェスティバルだもの。すぐにカード止めるにしても連絡先捜し当てなきゃ、、ここから町までは遠いし。もう犯人逃げちゃったとか??悪い想像もどんどん湧いてくる。

思い立つところをいろいろ訪ねたがどこにも見つからなかった。Naliniのほうはぐったりして涙ぐんでいる。
そこにWillが登場、事情を話すと、 ”もうすべて手は尽くした、、。あと、やってないことは祈ることだけだね。いい音楽を今やり続けよーじゃあないか?” といっている。私達も、”もう、これは運に任せる以外なないあ、、”といい、3人で林の中に入り、気持ちをこめて、そしてポジティブなことだけを創造しよう。きっとポシェットは出てくるし、そしてこれからも楽しい音楽を演奏し続けるぼくらがいるのさーー!♪などといって本当にがんがん演奏しまくった。その間も気持ちは不安になったりと多少浮き沈みはしているけれど、でも、音楽演奏してきてなんだか少し楽しくなってきたぞ、、。冷静に今回の紛失事件の事を思うと、もし出てこないとしたら、これはすぐさまイギリスから帰ったほうががいいというサイン。。今まで滞在したできたいろんなネットワークまだ立った2ヶ月ほどだったけどこれで今回は打ち止め、私は他にやらなければいけないことがきっとあるのかも、、。それにこんな同時に2人が同じ状況になるのも珍しい。Naliniは投げやりにな態度になりかけていて、しかもやっぱり涙ぐんでる。。Naliniはなんだかもう一人の私みたい。私の鏡だなあ、などなど、いろいろ考えた。人間て、おもしろい。本当は私もきっとNaliniのように泣いてしまいたいんだろうけど、先を越されてやられてしまうと相棒は強くなるものなのか??Naliniを励ましちゃったりなんかしている自分がいる。おいおい、励ましてほしいのは私のほうだよ、、と思いながらも、どんどんポジティブに強くなって、、、揺れ動く気持ちと心地よい音楽の演奏の間に林の木々の隙間から空がチラッと見えた。こんな日に限って青空の中、雲が薔薇色に染まってなんだか天使が降りてきそうな空になっている。

美しい!!
なんて美しいんでしょう。こんなガッカリしてる日だって、それでも世界は美しい.

さっきまでのぐらついている気持ちは本当にどこかに行ってしまった、それより何か物事の、出来事の、インとヤンというか、裏表は気持ちとその見方でつなっがっていて、どちらにも簡単に裏返る、、みたいな、なんか自分なりの今回の気づきが心に、ぽとん、、と落ちた感じがした。


即興の祈りの?音楽が終わると、ぴん!!とインスピレーションがやってきた。
もう一度ポシェットを探したい。今度一周り回って何も手がかりがなかったら、次の手配を考えよう。

歩き始めて2,3分、私がうろうろ探し物をしているのが分かったらしい、一人のカフェで働く女の子が声を掛けてきた。”何かさがしているの?”ポシェットの詳しい事を伝えると、喰らいついて、そのポシェットの色など形など聞いてくる、、。なんと、その子の同僚が私のポシェットらしきものを見つけて、落し物コーナーに届けに行ったという。 ”安心して!絶対そのポシェット、あるから!”何度もその女の子は言ってくれた。
もしやと思い、Naliniのポシェットの特徴も聞き、急いで落し物コーナーへ。遠い広い会場。。歩いて10分はかかるよ。

そして、、、私のポシェットは手元に戻ってきた。しかも現金もパスポートもカードもすべて揃ってだ。     
同じ時間、Naliniのポシェットも届けられていた。
やはりすべて揃ったまま。


友人達はこんな奇跡ないね!と、口々に言うけど、本当だと思う。


    ー  なんか、狐につままれたみたいな日 ー
          
                   つづく
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