ロンドン生活&音楽日記 vol.10

  • 2008.10.20 Monday
  • 18:56
ロンドン生活&音楽日記 vol.10

* この日記は2006年6月から2007年9月に帰国までの15ヶ月間、Mihoが、Londonを拠点に音楽活動していたときに書いたものです。vol.1からお読み下さいね!

ーーーーーーーーーー*



夏の旅の続き、、”イベントの作り方”

2006年12月26日17:47
7月17日(月) Buddhafield festival で知り合った気功の先生Jacobのおんぼろバンに揺られ、次のイベントHealing field gatjhering に向かうのであった。このGathering は数々のヒーリングに関係するものがかなりの種類が集まり、みんなでシェアしたりセッション受けたりするもの。ヨガ、レイキ、アロマセラピー、リフレクソロジー、ヒーリング、自然食のカフェ、気功、、サウンドヒーリング、、、などなど盛りだくさん、らしい。。

さて、Jacob と共に現地に到着。ところが、、会場となる農場のゲートには鍵がかかったまま。。しかも、どこでギャザリングやるの??っていうくらいぼうぼうと、腰の高さ以上ある雑草が、その広大敷地をしっかりと埋めていた。。でも、開催日は後3日後。しかもスタッフも誰も来ていないし。。Jacobも少しいらいらしながら、だれがここのゲートの鍵をしたんだ??それに草もぜんぜん刈ってないじゃあないか!と、一応言っている。まあ、イベントここでやることは本当の事らしい。
鍵をこじ開け、草を掻き分け雑草畑の中心へと向かう。私はちょっと不安になってしまった。。ここで置き去りになったらどうやって帰ろうか、、スタッフが来たとしても後3日で、そんなイベントができるのだろうか、、。何も用意してある気配はないし、、。それにミュージシャンとして”招待”されたつもりだけど、イベント始まるまでの3日間、これではテントも張れないよ。。

とりあえず腰を下ろし、しばらくぼーっとしていると、ゆっくりと2,3人のスタッフが集なんとなく集まってきた。”まあまあ、お茶でも飲もうじゃないの、、、。”なんていって改造した自分のバンの中に入りお茶を沸かすスタッフ。心地よい音楽もかけたりしている。お茶を飲み終わると、ではトイレを用意しよう、、といってスタッフの一人、Nigelは草むらを掻き分け農場の奥に入っていった。そう、この農場には普通のトイレはない。掘っ立て小屋に木で出来た壊れた釘が取れてる階段を上ると穴のあいたトイレらしきものが、、。中をのぞくと雑草がのびのび生えていた。これからトイレ作るのか。。
水も農業用のホースが作業小屋の近くより伸び各所に点々とあるだけ、キッチンらしきものもそこにはない。
そうか、、ベジタリアンカフェも出店すると言っていたけど、、だいじょうぶかな、、。
とにかく小さい敷地ならまだしも、遠くは人がもう点にしか見えないくらいに ひ、ろ、い!

さらに数時間後、またぱらぱらと数人のスタッフが集まり、余裕な感じで、それぞれ自分が出来そうなことをあわてる様子もなくやっている。

私はというと、ゆったりとにテント生活してギャザリング当日を待つどころか、完全なスタッフと化して作業小屋のキッチン作りを手伝ったりした。ほこりだらけ、しみだらけのの拾っってきたようなマグカップたち、砂埃の缶詰、、さびた調理台、、フライン、、。これもまた当日使うものらいしい。必死できれいに洗い、ほかのスタッフも作業小屋に詰め込まれているたくさんの古道具やごみを出し、ついに草刈をしに近くの農夫がトラクターでがががががーーっと登場。”なあに、半日から一日もあれば草なんて簡単に刈れるさ”といってまたがががががーーーっ!

そして、夜、みんなで焚き火を囲みながらの夕食、そして翌日、、そしてまた翌日、、。Nigel は相変わらず鼻歌を歌いながらトイレを作り続けている。様子を見に行くと、これはおもしろい!洋式スタイルにする為、トイレの椅子を、古くなった学校にある木の椅子などの真ん中をくりぬき利用して、コンポストトイレ(いわゆる2枚板を引いただけのぼっとんトイレで、おがくずなどを使うごとに足して堆肥になるようにしていく)の上に設置している。それぞれに大小、丈も大きさも違う個性派トイレが出来上がっていた。かわいい看板を作ってペンキで塗ったりもしている。
Nigelは私に向かって、”ねえ、こうやって自分の出来ることして楽しんで仕事すればこれで自分もイベントの中の一員だってじっかんできるでしょ?”といってウインクした。ホント、その通りだと思った。もうこのイベントの”お客さん”ではない。楽しくスタッフ用の夕飯作ってる私がいる。スタッフ達は自ら進んで自分の出来ることを探し楽しみ、お願いされて仕方なくやる、、、、とかっていう感じはまったくなし!下働きであろう駐車場係でもだ。そういえばこの前のイベントでも駐車場係がサックス吹いて当番していたしね。


そしていよいよ、ギャザリング前日、どこからともなく たくさんのスタッフそして関係者、出店者、ヒーラー達が やはり改造した個性的なバンなどで登場、あれよあれよという間に、広大なる敷地にはティピ(ネイティブアメリカンの住居)やヤート(モンゴルの住居)などなどを中心に巨大ドームも建設され、そして、ステンレス製の流し台の上の部分だけを利用して木で即席で作ったたかわいい枠組みのキッチン台に収められ、立派にキッチン流し台として使われている。大きなピラミッドをスチールで組み立てたくさんのウインドチャイムが並べられ、花々、まで飾られたサウンドヒーリングピラミッドも出来ているし、聖なるガーデンの名前のごとく、たくさんのハーブや鉢に入った花々と枝やリボンやキャンドルで円形のフラワーガーデンも農場に出没!
あるスタッフはその近くで収穫した数々の豆や麦、ドライフラワーなどを使って巨大曼荼羅をつくってやはりキャンドルを夜ともす準備をしている。。子供達は、いらない古布を細かく手で裂いて、たくさんのリボンを作りあちらこちらに結び始めている。子供達もまたフェスティバルの一員として、楽しそうに子供達だけの輪を作って遊んでいる。そういえばBuddhafield festivalでも、子供達だけで、通り道に立って歌ってパフォーマンスをしていたり、”占いしまーす”とか言って、木の葉っぱを使って大人のところに来て遊んでいたっけ。(友人が彼らに占ってもらっていたけどかなり当たっていた!!といってびっくりしていた。葉脈を観察しながらなにやら未来を占なってくれるらしい。)
ソーラーパネルを利用した携帯の充電屋さんも来ているし太陽熱とドラム缶に火をくべたりして、温水シャワー室もできている! 
        
  それぞれがそれぞれに精一杯遊びつくしている姿は美しい!   

いよいよ当日、さらに車とテントで、農場内は華やかになっていく、、、。気になっていた草刈り仕立てのたくさんの雑草がまだ敷地内を覆いつくしていた。ふわふわで気持ちいいけどちょっと歩きづらいし、、でも広すぎで片付けきれないよなあ、、と思っていた矢先、スタッフが周りにいる人々に声を掛けた、、。
”みなさーん このままでキャンドルともしたりすると危険ですよね?さあ、今からみんなで枯れ草を片付けようじゃあないの!” それから1時間、わいわいとスタッフもお客さんもみんなで枯れ草集め。荷車をつけたロバがやってきて枯れ草を担いで消えていく。すごい量の枯れ草で、子供達はそれをクッション代わりにして遊んでいる。

あっという間に枯れ草もすっきり。3日前の荒れた何もない農場はパラダイスとなった。   

それからさらに4日間、ここでたくさんの演奏をさせてもらったり、いろんなワークショップに参加、夜は焚き火をしながら語り明かす日々が続いた。たくさんのいい仲間が出来た。ただのミュージシャンではない、スタッフの一員としてみんなでご飯を作ったり、シェアしたりしながらの楽しい出会いだった。ギャザリングも終わる中、どうやってこの農場を見つけたのかJacobに尋ねると、なんとこの農場、スタッフのNigelと共同で購入したそうだ。そしてまたこの農場は、これからいろんなイベント用に貸し出して、資金を得ていくらしい。早速次の日からはこんどはインドのハレークリシュナグループのギャザリングがあってこのと日を1、2週間ほど貸し出すそう。なるほど、、お金もこうやって回していくんだなー。

さて、ギャザリングも最終日、私には帰りの足がないことに気がついた。夜、焚き火を囲みながら明日どうやってLondonに帰ろうかと話していると、Paulという青年が”僕達、明日 Oxford までだったら車で行くよ。そこからはLondonまで10分に一本バスが出ているからそれで帰れば??”と声を掛けてくれた。やっぱり口に出してどこでも思っていることは言っておくべきだな。。

翌日、Paulと彼の女友達との車に乗せてもっらって0xfordへと向かうため、みんなに別れを告げる。
 
 タフなイベント仕掛け人、Jacobは、ハーブの花の咲き乱れる手作りガーデンの横で、音楽も流れていないのに楽しそうに友人の若い女の子と楽しそうにワルツを踊っていた。そして私を見ると、いつでもまた遊びにおいで、連絡取り合おうね!といって日に焼けて真っ赤になった鼻の頭を光らせてしわくちゃに笑った。
                          
                        つづく
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